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花花とお能と私。

遂に念願の観能デビュー!そのレポートや感想などを書いていきたいと思います。

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 たまたま知った、「東日本大震災義援能」。
 ちょうど仕事休みだし、お値段もお安いし、ちょうど京都に行こうと思ってたし、というわけで、急きょ観能決定。

 楽しんで募金ができるのは良いですよね。
 関係者の皆さまのおかげでございます。ありがとうございます。
 是非続けていただいて、私もまた協力できればと思います。

 さて。
 この日は初めて京都の能楽堂に行きました!

 名古屋は公立? なんですよね?
 で、京都はその流派の能楽堂…。
 これはやはり、違うのではないか(何がと言われると困るけど)。
 とちょっぴりビビりまして(笑)。
 ジーンズはやめておこうかな、と。

120315_203224.jpg で。

 白ブラウスに黒のリボンタイ、ベージュのロングカーデ。
 黒のカーゴパンツとキャメルのロングブーツ。

 という服装にしてみました。




 この能楽堂、公式サイトによると鏡板の老松は堂本印象によるものだとか。
 それを見るのも楽しみだったんですよね。

 公演前、階ぎりぎりの位置でしっかり見せていただきました(笑)。
 幹の色が特徴的でした。
 写真撮りたかったんですけど、「撮っても良いですか?」って聞く勇気はなかった…。

 この公演は自由席で、正面席は全て埋まってしまっていたため、初めて中正面に座ってみました。

 最初にご挨拶と黙祷が行われ、開演です。


 舞囃子:松風 戯之舞
 仕舞:屋島・西行桜・隅田川・善知鳥
 舞囃子:野守
 能:杜若
(おそらく、全て観世流)

<舞囃子:野守>(「花花」3巻)

 花花で匠先生が舞った曲。
 見たかったんですよねぇ。

 演者さんは匠先生とは違ってほっそりした方でしたが(笑)、迫力でした…!
 板の上でジャンプして方向変えて立て膝で着地って(- -;)

 匠先生は鏡のようなものを使ってましたが、今回私が見た方は真珠色の扇を鏡に見立ててらっしゃいました。
 やはり流派によって違いがあるのでしょうね。

<能:杜若>(「花花」4巻)
-あらすじ-
三河国八橋にやってきた僧が、咲き乱れる杜若に見ほれていると、里女が現れ、ここは杜若の名所として名高い八橋であると言うと『伊勢物語』にある「かきつばた」の五文字を織り込んだ在原業平の杜若「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」を教え、自分の庵へ招き入れる。やがて業平と高子の后の装束に身を包んだ杜若の精の姿を現し、業平は歌舞の菩薩の生まれかわりなので、業平の歌の恵みによって非情の草木に至るまで、みな成仏できるのだと語ると、『伊勢物語』に語られた恋物語の数々を優美に舞う。
(淡交社「能鑑賞二百一番」/金子直樹著 より)


 今回、能楽堂も座席も初めての場所だったわけですが、第一声で音の響きが違うと感じました。

 それが能楽堂が違うからか、座席の位置が違うからか、はたまた演者さんの声質なのかはまだまだ私には判別がつきませんが。
 
 夏にはまた違う能楽堂に行く予定。
 楽しみー!


 

  
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 1/3のお能には、あろうことか遅刻をしてしまいまして…orz
 早々ではございますが、レポートお休みします(先が思いやられる…)。

 一応、備忘録だけ。

 能:「翁」(観世流)
 能:「小鍛冶」(観世流)
 狂言:「素袍落」(和泉流)

<能:翁>(「花花」2巻)
-あらすじ-
面箱を持ちを先頭に立て、翁、千歳(せんざい)、三番三(さんばそう)、囃子方、後見、地謡の諸役が橋掛りから登場。翁の役者は舞台右奥に着座し、祝歌を謡う。
(淡交社「能鑑賞二百一番」/金子直樹著 より)

<能:小鍛冶>
-あらすじ-
小鍛冶宗近に剣を打たせよとの勅命を受けて、勅使が小鍛冶宗近に宣旨を下す。宗近は折悪しく自分に劣らぬ程の腕前を持った相槌を打つ者がいないため、辞退しようとするが断ることはできない。宗近が氏神の稲荷明神に祈願すると童子が現れ、日本武尊の草薙の剣の物語などを語り、剣を打つように勧めると、神通力で力添えすると語って消える。宗近が鍛冶場で待つと稲荷明神が現れ、約束どおり相槌を打ち、剣を打ち上げる。
(淡交社「能鑑賞二百一番」/金子直樹著 より)

<狂言:素襖落>
-あらすじ-
伊勢参宮を思い立った主人は、かねてより参詣希望のあった伯父を誘うため、太郎冠者を遣いに出します。生憎伯父には先約があって同行できないものの、折角訪ねて来た太郎冠者に門出の祝いと酒を振舞いつつ、自分の代参を頼んで引出物の素袍を託します。すっかり酔いの回った太郎冠者は、やがて支離滅裂となり・・・。
(主催者HPより)

  

DVC00010.jpg さて、この日は着物で行ってみました。 
 お正月なので、いつもより着物率多いかな~というのと、いつも季節を逃しちゃって着られない柄のがあったので。  

 紅染めっぽい梅柄の紬です。
(母のなので定かではありませんが、多分、紅染めではないと思われる)

 着物がハデなので合う帯がこの半幅しかなくて、さすがに半幅はどうなのよ、と思いましたが、ずっと羽織着てりゃバレないかと。



今、自分内で着物熱が再発してるので、できれば着たいんですけどねー。
前にも言いましたが、着物でお能なんていかにも「ツウ」って感じで私にはまだまだ…。

今年も月に1度を目標に、お能通いをしたいと思います。

 

日付は鑑賞した12/4ですが、ちょっとバタバタしてまして記入が本日(12/29)になってしまいました;
1ヶ月近く経っているので正直記憶も曖昧なんですが…ここで記載をやめると鑑賞レポートが1回で終わっちゃうこと必至なので(^^;)、記憶をひねり出してのレポートです。

いきなりこんなんですみません…。

では、気を取り直してレポートです。

この日の服装

・霜降り(黒×白)のモモンガニットポンチョ
・黒のタートルネックカットソー
・グレーの7分丈セーター
・黒のスキニーカーゴパンツ
・ブラウンのロングブーツ
・オリーブのスタッズバッグ

 写真なくてすみません。
 その辺歩いてるふつーのお姉さんなカッコでした。
 ま、つまりは「ちょっとお買い物~」みたいな服装でお能に行けるんだぞ、と。

 能楽堂の場所もわかったし指定席だし、ということで、この日は少しゆっくりめに行きました。
 着いたのは開演直前。…ちょっとゆっくりしすぎた(^^;)。
 自由席もほぼ埋まってる様子でした。

能:巴(宝生流)
能:土蜘蛛(観世流)
狂言:棒縛(和泉流)
舞囃子:龍田(金剛流)

<能:巴>
-あらすじ-
木曽の僧が粟津原に来ると、里女が義仲の霊を弔うように勧めて消え去る。
読経する僧の前に、巴御前の亡霊が現れ、粟津原の合戦について語る。敗北した義仲は自害を決意する。巴も一緒に死のうとするが、義仲から形見を木曽に届けるようにと託される。攻め寄せる敵。巴は奮戦して敵を撃退するが、戻ったときにはすでに義仲は自害していた。巴は義仲の死骸と別れを惜しみつつ、姿を変えて一人木曽へと落ちのびる。
(淡交社「能鑑賞二百一番」/金子直樹著 より)

<能:土蜘蛛>(「花花」2巻)
-あらすじ-
病に伏せる源頼光。侍女の胡蝶が薬を届けて励ますが思い沈むばかり。やがて夜更けに、頼光のもとに怪しげな僧が現れ、蜘蛛の糸を投げかけるが、頼光に切られて逃げ去る。
頼光の部下が血痕を見つけ、怪物の後を追って葛城山にたどり着く。すると岩陰の塚から土蜘蛛の精が現れて蜘蛛の糸を投げてさんざんに苦しめるが、格闘の末、退治される。
(淡交社「能鑑賞二百一番」/金子直樹著 より)

-レポート-
実は、「土蜘蛛」をファーストお能にしたかったんですが、12月まで観能を待てない! と思って10月の石橋を先に観たのです。

やはり、蜘蛛の糸を投げるシーンは圧巻でした。スペクタクル感満載!!
お能の途中で狂言が始まったり(間狂言:あいきょうげん と言うそうです)、作り物の中から蜘蛛が出てきたりと、驚きもいっぱい!

「花花」では蜘蛛の糸を投げまくった後、糸一本残さずハケたわけですが、現実はそうはいかないようで(笑)。
地謡さんのお1人が糸をうるさそうに払っていたのが印象的でした(笑)←ヤなとこ見てるな

終演後、お客さんの何人かが糸をもらって帰っていたようです。

会場を出たときに知ったのですが、この日は全席完売だったそうで。
土蜘蛛、やっぱり人気なんですねー。

何度でも観たい演目です。

<狂言:棒縛>
-あらすじ-
日頃から酒を盗み飲みする太郎冠者と次郎冠者。主人は出かける際に2人が酒を飲めないよう、太郎冠者を棒に、次郎冠者を紐で縛り付けていく。
しかし、どうしても酒を飲みたい2人は、酒蔵に行って酒壺を見つけ、縛られた手でお互いに酒を飲ませ合う。
2人は上機嫌になり、飲めや歌えの大騒ぎ。主人の帰宅にも気づかない。
主人は腹を立ててそっと背後から忍び寄って2人を打ち捕らえようとし、2人は慌てて逃げ出す。
(記憶の搾り出し)

-レポート-
うっかり公演チラシを捨ててしまって、あらすじどーすべーと…。
頑張って記憶を追ってみました。大体合ってるハズ。
それだけわかりやすくて印象に残るモノだったと言えるのでは。
面白くてゲラゲラ笑っちゃいました(笑)。

<舞囃子:龍田>
今回、巴と龍田は女流能楽師さんでした。
11月に女流義太夫さんの文楽を観て失望していた私は、正直「えー…」って思ってたんですが。

ごめんなさい!

素晴らしかったです!
低音も男性並…!
舞の方もきりりと凛々しくて。

終演後、お嬢さん2人が「カッコ良かったね!」「あの人、駅とかで会ったらきっと普通にOLさんみたいな感じだよね。絶対わかんないよね!」と興奮気味にお話されていました。
確かに、袴脱いだら普通のキレイなお姉さんだと思う。

うん。お能は女流アリですね(上から目線)。
カッコ良かったです。

今回は演目多いな、とは思っていたのですが、トータル4時間?
やっぱ、ちょっと長かったな。しんどかった(苦笑)。
も1回くらい休憩があるとありがたかったです。



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